そろばん教育は、子供達のさまざまな能力を向上させます。科学的な分析でも、次の6つの能力アップに驚異的な効果 をあげると言われています。それでは、具体的に、その内容を見てみましょう。
ミスが許されないトレーニングを繰り返していると、集中力と同時に、数字を注意深く読みとる能力が高まってきます。大人の人で「大きな桁はどうも苦手で・・・」という光景に出会うことがありますが、ソロバン学習経験者に、そのような人はいません。注意深く数字を見るトレーニングから、数字を観察する行動が生まれ、数の仕組みを次々と発見するようになれば、成功です。そのような習慣が、数字を駆使して様々な分析する力が生まれてきます。 注意深く数字を読みとるトレーニングが洞察力の原点になります。 一般社会における「会社分析」などは全て「数字で読む」ことから始まります。
河野貴美子先生(日本医科大学)の研究発表で、有段者の珠算式アンザンは右脳を使用していることが判りました。問題解決・発明などのヒラメキは右脳から発生すると言われており、問題解決の思考回路を最短距離で結ぶ「脳力」が開発されます。 また、「指先トレーニングが、シナプスの絡みを促し、ニューロンネットワークを構築する」と、林 寿郎教授(大阪府立大学)が力説されています。新しいシステムを生み出す発想力は、どの分野でも求められる必須「脳力」です。すなわち子どもたちが、身につけなければならない「脳力」のひとつともいえます。ソロバン学習で発想力を身につけてみませんか?
暗算には珠算式暗算(右脳使用)と算数式暗算(左脳使用)とがあります。珠算式暗算は右脳で処理した答えのパターン記憶を行います。このトレーニングは直観像として長く記憶にとどまります。一般的に試験などで使用される記憶方法(左脳使用)は短期間で忘れてしまうことが多いのですが、珠算式記憶法(右脳を使用した直観像記憶)は長期間失われません。 東大・京大生の80%がソロバン学習経験者と言われるのも、うなずけるものがあります。このような「脳力」はアンザントレーニングで身に付きます。子ども時代、特に幼稚園児から始めるほど、これらの「脳力」が確実に身に付くことになります。
ソロバンの検定試験は制限時間に規定問題数を正解しなければなりません。 1級のかけ算を例にとりますと、6桁×5桁の問題を計算する過程において、100回以上の指先操作を要求されます。計算中は、かけ算九九を30回唱え、 11桁(100億)の答えの記入が許されます。その間、一度のミスも許されません。この、問題を20回繰り返すと規定問題数を計算し終えたことになります。さて、指先の動きは、かけ算種目だけで、なんと2000回以上を数えます。「指先は外に出た脳」と言われていますように、ソロバン学習が指先トレーニングによって脳を育てていることがおわかりいただけると思います。
コンピューターの発達で膨大な情報量が社会を行き交っています。必要な情報を、いち早くキャッチし超速で処理する「脳力」は21世紀の必須能力のひとつです。ソロバン・アンザントレーニングは、一貫して数字による情報処理トレーニングを行っています。数字をミスなしに速く読みとり、右脳で秒速処理を行い、左脳で正確な数字情報に変換します。インプットからアウトプットまでをソロバントレーニングを通して、情報処理能力を育てていることになります。この「脳力」は学力と並び大切な武器となります。数字処理能力と文字処理能力は将来の為にも子ども時代に身につけたい能力のひとつです。
ソロバントレーニングの中に「読上算」という種目があります。これは、読み手が読み上げる問題を即座に聞き取り、正しく処理するトレーニングを指します。前近代的な学習法に見えますが、実は、「速く聴き取る力」をトレーニングしています。また、数字をブロックごとに速く読み取り処理する学習法は、「速く読む力」をトレーニングしています。近年、ソロバン教室では、ビジネスマンの必須能力として要求されている最先端の「能力トレーニング」を実践しています。これらは、脳が柔軟な子ども時代に身につけさせたい「能力」のひとつです。